2020年11月28日土曜日

物のあわれは秋こそまされ


しみじみとした趣、味わいは、四季の中で秋が一番優れている。

吉田兼好が「徒然草」でこう綴ってます。
「物のあわれは秋こそまされ」と人毎に言ふめれど、
それもさるものにて、今ひときは心も浮き立つものは
春の景色こそあめれ。

「趣の深さはなんと行っても秋が一番だ」と誰もが言うようで、
それももっとものことだが、さらに一段と心が浮き立つものは
春の気配であるようだ。

出典 日本のことわざを心に刻む 岩尾忠幸著
   東邦出版

写真はX-Pro1

8 件のコメント:

ryo さんのコメント...

物のあはれは秋こそまされ。まさにそうですね。
でも秋が一番好きです。
12月も目の前、あと一息秋を楽しみます!

西やん さんのコメント...

散りゆく落ち葉が物のあわれを示すようです。
春のはなやかさに比べると淋しさの中に美しさがありますね。
落ち葉になる前に黄金色に輝く、いろいろ思わせます。
昔の人の言葉も身に沁みます。

Hazuki27s さんのコメント...

なるほど、先人の言う通りかも知れませんね!!!
葉月は今まで秋の次に冬が来ることを考えたら
とっての苦手な季節でしたが
カメラを持った今は、被写体のことしか考えないと言う
全く情緒のない人間になっています^^;
静かに読書の秋・・・とか言えば格好良いのにね♪(笑)

yuta さんのコメント...

ryoさん
残り少ない秋を楽しみましょう。♪

yuta さんのコメント...

西やんさん
葉がはらはら落ちてくのもなにか寂しく感じます。
昔の人は感性が豊かだったように感じます。

yuta さんのコメント...

Hazuki27sさん
いやいやわたしも同じですよ。
でも読書をしたり音楽を聴いたりしたくなるのは、
やはり秋ですね。

やっとかめ さんのコメント...

「枕草子」になると『春はあけぼの」で
「秋は夕暮れ」になりますね。
夏と冬の設定はどうかいなと思いますが
春と秋は納得できます。
兼好さんも似たような発想なんじゃないですか。

yuta さんのコメント...

やっとかめさん
「夏は夜」「冬はつとめて」でしたね。
やはりちょっと・・ですね。

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